こんにちは!
風邪を引きずっているジュエリーデザイナーのMASAKIです。
最近だいぶ冬らしい寒さになってきましたね。
いつも元気がトレードマークの僕ですが、今年は風邪の治りが遅く長引いています。
今年は暖かくなったり寒くなったりの気温差が激しいので、皆さんも体調管理に気をつけて下さいね。
さて、今日は前々から書きたかった『宝石の謎=分類』について書こうと思います。
宝石といっても『天然』だとか『人工』だとか『模造品』だとか色々あって何が何だかかわからないことが多いー!!
そんなことをよく耳にします。
僕もジュエリー業界に入るまでさっぱり区別がつきませんでした 笑
でも意外と知ると楽しい♪
そこで!?
今回なるべくわかりやすくまとめてみようと思ったわけです♪
(この題材は長くなるので分割してお届けします)
そして栄えある第一回目は...
誰もが知ってる天然石について!!
天然石のことなんて知ってるよー
と思う方もいるかもしれませんが実は奥が深いですよ。
そんなわけで、まずは天然石の定義から。
◆天然石=文字通り人の手を介さず、自然界で出来た鉱物・岩石・有機物のこと
やっぱり知ってる事じゃーん。
と思った方は下の特長を確認してね♪(思っていない人も読んでね 笑)
【特徴】
1.全く同じなものがないく希少性が高い
2.自然に出来た独特の表情(不純物や傷等)があることで、人工では作れない宝石自体のデザインがある
3.天然石でも人の手を加えて綺麗に魅せる処理をする場合がある
1と2はよくわかると思うのですが、謎は3の綺麗に魅せる処理とは何だ??
はい!ここで謎の処理の説明です♪
【宝石を綺麗に魅せる処理】
・熱処理・・・宝石の原石に一定量の熱を加え色味・色の濃さ・透明度を変化させる処理のこと。業界では『石を焼く』なんて言い方もします!
・放射線照射・・・宝石に放射線を当てて色味を変化させる処理のこと。
・含侵処理・・・ひびや傷を埋めるため無色のオイルや樹脂・鉛ガラスなどを宝石に染み込ませる処理のこと。
・着色・・・天然の着色成分や顔料を添加させる処理のこと。多孔石に多い。
大きく分けるとこんな感じです。
宝石もお化粧をしているってことですね。
【ここで豆知識!!】
『傷のないエメラルドは存在しない!!』っと言われるほど天然のエメラルドには傷があるので、エメラルドのみ含侵処理が許されています。
※エメラルド以外の宝石に含侵処理をすると天然石としての価値が下がります。
知っているようで意外と知らなかったー!!
そんなことが多かったのではないでしょうか?
エメラルド以外にも、サファイヤやルビーなんかは熱処理を加えることが多かったり、レモンクォーツは放射線照射の処理をしているものが多かったりします。
意外と無処理の宝石って少ないんです。
(あ!?ちなみに無処理ものは処理していないことを記載してあることが多いですよー。)
例)サファイヤ(非加熱) など。
はい!色々書きましたが、天然石についてまとめてみました!
所々難しいこともあったと思いますが、この記事がジュエリーを購入する際の参考になったら嬉しいです。
長い文章を読んで頂きありがとうございます。
第二回目はHeaNectでも取り扱っている人工石について書こうと思います。
良ければ次回もお付き合い下さいね♪
PCが壊れていた間に Instagram を始めたジュエリーデザイナーのMASAKIです。
いやー素敵な写真をアップしている方が多くて、一度アプリを起動させてしまうと、あっという間に時間が過ぎてしまいますね。
(って、いまさらそんなこと言ってんのかよ!?って感じですね 笑)
Instagram でネットサーフィンしたい気持ちはおいときつつ 笑
今日はエンゲージリングを購入する前に知っておくと得をするダイヤモンドの特徴について書きたいと思います。
以前ダイヤモンドの価値基準について4Cで評価されることを書きました。
あ!4Cについてわからない方は 『 意外と知らない!?ダイヤモンドの4C 』 をチェックして下さいね♪
限りなくお金があれば、4C全てのグレードの高いものでエンゲージリングを作ることが出来るけど、、、
現実的にはそうはいかない。予算は限られてるからね。
(現実はやっぱりきびしー)
そこで、知っておくと便利なのが、ダイヤモンドの特徴♪
ブライダルで使用されるダイヤモンドはD~Hカラーで、Dカラーが最高グレードの無色透明。
そこからグレードが下がっていくごとに薄く黄色味を帯びていきます。
本来ならば、できるだけ無色透明のダイヤモンドを使用した方が素敵に仕上がるのですが、
実は、ゴールドの金属で作った場合例外です!
ダイヤモンドは石座に留めると、金属の色がダイヤモンドに映り込みます。
写真はHeaNectの core ピアス になるのでダイヤモンドではないけど、宝石に金属の色が映り込むとこんな感じになります。
このアイテムは映り込みもデザインの一部として使用いるため極端に映り込んでいますが、エンゲージリングでよく使用される宝石の留め方でも映り込みが発生します。
つまり・・・
エンゲージリングをゴールドで作った場合、ダイヤモンドのカラーグレードはあまり高くなくてOKということなのです!!
予算があまりないけど、できるだけ最高のエンゲージリングをパートナーにプレゼントしたい!
そんな場合は、リングに使用する金属をゴールドにして、ダイヤモンドのカラーグレードで調整するのも一つの方法です。
もうすぐ6月ですね。ジュエリーデザイナーのMASAKIです♪
6月といえばJune bride(ジューンブライド)
最近僕の周りでも結婚をする人が増えてきました。
結婚する時に大切なのが、エンゲージリング(婚約指輪)とマリッジリング(結婚指輪)
友人からも相談されることが多くなりました。
HeaNectでは、現在ブライダル対応をしていないのですが、
ジュエリーブランドとして、みんなに知っておいて欲しいダイヤモンドの基礎知識について今日は書こうと思います。
『ダイヤモンドの価値ってどうやって決めているの??』
っと思う方が多いと思います。
ブライダルに使用するダイヤモンドは無色透明のRound Brilliant Cut (ラウンドブリリアントカット)が多いです。
この無色透明のRound Brilliant Cut は、国際的な基準があって、以下の4つから評価されます。
① Carat (カラット)・・・重さのこと。(1カラット=0.2g)
② Color (カラー)・・・色味のこと。アルファベットのD~Zまでの23段階で評価される(D評価が最高グレードでブライダルの場合D~Hカラーまでを使用)
③ Clarity (クラリティ)・・・透明さのこと。(内包物や外部の傷の有無など)
④ Cut (カット)・・・理想の形かどうかの評価のこと。
この評価の頭文字をとってダイヤモンドの4C
ちなみに、この4Cのどれかだけが良くてもあまり価値は上がらなくて、全体のバランスが重要です。
また、同じ価格のダイヤモンドだとしても、バランスによってはものすごく綺麗に見える物もあるので、
ダイヤモンドを選ぶ時は複数のダイヤモンドを見て、相手(自分)好みのモノを探すのも楽しみの一つかもしれません♪
これから生涯を共にするパートナーへの贈り物。
楽しみが尽きない買い物ですね。
【余談】
ダイヤモンドの製品を購入した場合、鑑定書(4Cのグレード評価を記載したもの)がつくことが多いのですが、
この鑑定書はダイヤモンドの品質を保証するものであり、ダイヤモンドの価格を保証するものではないことを覚えておいてくださいね。